強い力に惹かれて、
umi.「動植物画家として、おそらく生涯追い求めるモチーフの一つが"孔雀"です。阿弥陀如来の化身とも云われる孔雀への興味の先で出会ったのは"修行道"でした。 常行堂は「常行三昧」という厳しい修行のために回廊型の造りとなり、無数に立ち並ぶ御位牌に無限にお経が唱えられてきました。その中で長時間の間、仏様と向き合い閃きをいただきました。いつもそうですが、これって思って取り組んでも何か強い力に引っ張られて異なるところに着地します。でも、これも縁なんだと思います」
umi.「孔雀、宝冠阿弥陀如来、常行堂、それは全て混ざり合い、形がほぐれていきました。どこまでも真っ直ぐ続く修行の道、その先の無量光を目指し、歩く、続く、無限の道、それらが私には、壮麗な「花」に見えました。」
【道 】"アクリル画"による仏教画
『孔雀の花』は修行をテーマにしました。カラス(煩悩)が溢れてしまう中、我が道を歩む大切さを考えてみました。作法や修行、その場にいる仏様に伺いを立てながら描く、アクリル画による現代向けな『教えの絵』としてーーー
>>NHK特集はこちら「 動植物画家umi.輪王寺新作制作に密着」
2023年7月3日から、栃木県日光市の「杉並木公園ギャラリー」で、この『孔雀の花』と、6月18日に宇都宮駅前ライブペイントで制作した『願いの花』が公開。展示会を決めたのは開催の四日前。会期も6日間という慌ただしさではあったが、900人弱の来場者が詰め寄った。
umi. 作品お披露目会『ネガイフル〜二つの花〜』
会場:日光市 杉並公園ギャラリー
会期:2023年7月3日(月)~7月8日(土)
開館時間:10:00~18:00
団体は要予約
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